「Fairy-Tale 」・・・直訳すると(妖精のしっぽ」ですが、訳すと(童話」という意味になります。
今回、私が「自分で書いて、自分で癒す、ヒーリング童話の書き方」を提唱したのは、自分で心の傷に「気付く」ために書く「自分だけのオリジナルストーリー」を知って欲しかったからです。
ふと泣きたくなったり、なんだか笑えなかったり・・・それは、心が疲れているサインかもしれません。
我慢しないで 吐き出してしまいましょう。
メンタルケアカウンセラーが贈る童話の書き方、書くための第一歩、素材の見つけ方や、テーマの設定を言葉遊びのトレーニングを交え、綴ります。
物語の作り方はもちろん、折れない心の作り方、心理学的観点から検証する童話の読み方などを伝えます。
うつを経験し、苦しんだ経験があるからこそ分かる深い闇、抜け出せないループ。
「疲れた心に効く童話」をコンセプトに、新しい癒しの形を提示します。
物語を作ること、ダンスや塗り絵など、創造することで癒しをもたらすカウンセリング法を「芸術カウンセリング」と呼びます。
この方法は、カウンセリングの世界でも、注目されているヒーリング法です。
物語を創造する、つまり童話は人の脳が作り出す世界ですから、それは大きく人の心理に影響し、反映されます。
キャラクターが身に着ける洋服の色、話す言葉の選び方、キャラクターが何かを見つめるとき、それはその他大勢の人と全く同じ見え方をするでしょうか?
1人1人が違う思考を持つように、感じ方は人それぞれ違うものです。
その違いを否定するのではなく、自分の中で気付き、認め、受け入れることで、人は自分で心の傷を見つけ、癒し、歩き出すのだと、私は考えます。
キャラクターを生み出すことは、自分の分身を作ることです。自分を客観的に見ることが出来れば、傷ついた心の痛みが見えます。
「私」のことは、他人では分かりません。
いつだって、究極のカウンセラーは、貴方自身なのです。