人は感情の動物ですから、少しの行き違いで、思わぬトラブルを招くことは、よくあることです。
ですが、全く身に覚えのないことで責められ、怒りをぶつけられたとき、いくら誠意を尽くしても解ってもらえない時は、一体どうすればいいのでしょうか・・・?
途方に暮れてしまいますよね(苦笑)
そのような場合、多くの人は驚いて何も言い返せず、後から思い返して、悔しさに押し潰されそうになりながら、苛立ちばかりを募らせていませんか?
「もう、攻撃されるだけの子羊は止めましょう。あなたが、進んで バンパイアの餌食になる必要はないのです!」
これは、Dr.タツコ・マーティンさんの言葉ですが、面白い本があるので紹介したいと思います。
アメリカ在住の大人気心理カウンセラー、Dr.タツコ・マーティンさん。
「エナジーバンパイア」・・・皆さんは、聞いたことありますか?
説明書きを抜き出してみますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「一緒にいると、なんだかグッタリしてしまう…」
職場や家庭、親戚や友人関係、近所付き合いetc.の人間関係を思い起こしてみてください。
あなたの周りにそんな人はいませんか?
ひょっとしたら「エナジーバンパイア」=「相手のエネルギーを吸い取る現代版吸血鬼」かもしれません!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この本、私も読みました。
興味のある方は読んでみてください。
読んでみた私の感想は「なるほど~、あるある!」と思わず納得すること多数(笑)
いるんですよね、こういう人・・・。
まして、本人に自覚がない場合がほとんどなので、余計に質が悪いです。
私も含めてですが・・・(汗)
自分の機嫌が悪いと、あたり構わず不機嫌オーラに巻き込んでしまう人の、そもそもの怒りの沸点とは、どこにあるんでしょうか?
「怒り」とは「わかってほしい」、「助けてほしい」、「愛してほしい」という心の叫びです。
言われてみれば「なるほど可愛そうな人」ですが、受け身に立たせられる側にしてみれば、たまったものではありませんよね?
私は、出来た人間ではないので、ついつい顔に出てしまいます・・・(苦笑)
怒りの感情(2)
心理学では、自分の価値観で物事を判断せず、全てを受けとめ、ありのままに受け入れることを「受容」と言います。
私はまだまだ勉強不足で、余裕の笑顔で許すということができませんが・・・(汗)
仕事柄、人と対峙してお話する機会の多い私としては、毎日がストレスの連続です。
こちらが悪いと心あたりがあるのならば、改善のしようもありますが、こちらが下手に出れば出るほど、このタイプの人は怒りの感情をぶつけ、攻撃しようとしてきます。
そうなると、こちらも感情の動物ですから腹も立ちますし、何か一言いってやらないと気が済まない!と思いがちですが・・・止めておきましょう。
もはや諦めの境地です(苦笑)
「諦め」とは「怒り」の表現の同一のものですが、目には目をです!
優しく、いい人を演じれば演じるほど、相手の自己嫌悪を一層かきたてることもあるのです。
相手がエナジーバンパイアである場合、もう打つ手はないのです。
一方的に攻められてばかりでは、本当に自分に落ち度かあるように感じて、自信を無くしてしまうものですが、そこは強気でいいのです!
愛想笑いも微笑みも必要ありません。
なぜなら、自分が不快な思いをさせられている以上、相手に気を使うことなどないのですから!
こちらだけが傷つけられる義理などないのです。
往々にして、頭ごなしに怒りを表す人は「どうせ私なんか・・・」とか「誰もわかってくれない」というネガティブ感情を抱きやすいようです。
しかし、相手に歩み寄る気持ちがない以上、理解しようとすること自体が不可能に近いのです。
怒られたから謝ったのに、今度は「謝ればいいというものではない」と逆上。
相手のペースに巻き込まれて、加害者にされたあげく、「理解ってほしいことを解りもせずに謝られても、余計に腹立たしい」的な言い方をされるなんて・・・あー!と、自分の体験談を語ってしまいました(笑)
怒りの感情(3)
どこまで行っても平行線なら、関わること自体を諦めてしまった方が、お互いの傷も、それ以上、深くはならないでしょう。
何か言われて、言い返そうとするから腹が立つのです。
最初から無視をすると決めてしまう方が、よほど健全です。
そんなときの応急処置として、私が行う方法は、目の前に「見えない盾」を作ることです。
ある女性占い師さんが、よくやる方法に似ていますね(笑)
その人は、目の前に作ったスクリーンに、対峙する人の部屋や心を具現化したものを映すらしいですが、私の盾は透明です。
ただ、ガラスように透明で、外部からの攻撃を跳ね返すイメージを思い浮かべるだけです。
その盾は薄くて、何も見えないように隠すことは出来ませんが、自分のの心を強力に守ってくれるものです。
その盾がある限り、自分は誰からも、何からも、傷つけられることはありません。
メガネを掛けると強気になれる、という心理効果がありますが、単なる気休めと思うか、信じ込むことでガードを張るかは、あなた次第なのです。
もう1つ、嫌な気分を吹き飛ばす、おまじないを教えましょう。
何か嫌なことや不快な気分になった時に口に出すと良いのは「けっ!」と「へっ!」です。冗談ではありませんよ?(笑)
お腹から勢いよく息を吐き出すことは、呼吸の乱れを整え、リラックス効果をもたらします。
「か行」や「は行」がオススメで、心を静めるのに効果的です。
この方法、意外に効果がありますよ(笑)
自分なりの決め台詞を用意しておくのも良いかもしれません。
笑顔を作ると、気分が明るくなり、ストレスが減るとされる「顔面フィードバック効果」。
カチンと来たら、無理やりにでも笑顔を作ると、気分が落ち着くかもしれません。