ここで用いる「素材」とは、キーになる言葉、またはアイテムのことです。
「テーマ」は、「素材」とは少し違います。
これから物語を書こうとしている人は、ここでつまずくことが多いような気がします。
ちなみに、書きはじめの頃の私がそうでした(苦笑)
なので、私が個人的に分けている分類法は、こうです。
作品の中で言いたい言葉や、目に見えるもの、手で触れるもの。
例えば「君が好き」「りんご」など、物語を展開させていくための「きっかけ」になるものを「素材」。(数量は1つとは限りません)
そして、物語を通して、ずっと変わらない「想い」「ハート」。(これは、途中で変わってはいけないものです)
「~をしたい」などの、精神的なものを「テーマ」と、私は、分けています。
この「テーマ」は、物語の指針を決める「羅針盤」になる部分です。
物語の大半を決める、「核」となる中心なので、時間を掛けて考えてみてください。
「素材」は、話の流れで変えることも可能です。
ですが、「テーマ」は、途中で変えることは出来ません!
どこか1か所を変えたら、そこに繋がる大部分の根本から変えるつもりでかからなければなりません。
その部分だけを変えた、つぎはぎだらけのストーリーでは、必ずボロが出て、話の展開の繋がりが合わなくなります。
次に、小さな物語の切れ端を「モチーフ」と呼びます。
素材、テーマから連想される「短いお話」を作ってください。
この「モチーフ」は、できるだけ簡潔に書くように気を付けてください。
あまり詳しく書き込みすぎると、あとから整理する時、細かすぎて収集がつかなくなってしまいます。
物語の起承転結を踏まえ、5W1H(いつ、どこで、誰が、何をどうした、なぜ)で仕上げてください。
なぜ、キャラクターは、そのような行動を起こしたのか?
なぜ、その場所でなければならなかったのか?
なぜ?・・・なぜ?・・・。