うつは、心の風邪とも言われるように、誰しもがなりうる病気です。

思い当たる人も、関係ないと思っている方も、まずはどのような症状があるのか、知ってくだされば幸いです。

一言に「うつ」と言っても、症状や身体への現れ方は、人それぞれです。
ここでは簡単に、その病気について書き出してみましょう。

陰性と陽性

陰をイメージさせるタイプが陰性です。
感情の麻痺や会話の貧困、自発性の低下や引きこもりなどが主な特徴です。

陽性とは、陰性と逆のイメージで、派手な言動が目立ちます。
錯覚、妄想、異常な緊張、極端なおしゃべり、支離滅裂な会話や行動などが特徴です。

他にも、幼児性が抜けきらないまま成長してしまう「ピーターパンシンドローム」や、コミュニケーション能力の低下が原因の「ソーシャルスキル欠乏」といった、心の病があります。

人によっては、日常生活に支障をきたす場合もあるため、専門医をお勧めする場合もあります。

また、症状が進むと「人格障害」や「燃えつき症候群」、心理学用語では「サナトス」とも言いますが、強い強迫観念によって、自殺を考える人も多いと言います。

このような症状が出やすいのは どんな人でしょうか?
多くは性格や周囲の環境、ストレスからくると言われています。

一般に、完璧主義で自分に厳しい人や、そうあることを周りから強いられる立場の人たちがなりやすいようです。

そして悪いことに、そういった人たちは特に、人付き合いの中での摩擦によるストレスや失敗、理想の自分とそれに近づけないギャップによる焦燥感、ロジックなどに苛まれて脳が混乱し、ゆっくりと壊れていくのです・・・。

私たちは完璧ではありません。
でも、それでいいのです。

自分を厳しく罰するのも、許してあげるのも、全てはあなた次第なのです。